LIVING Room for All Earth®
リビングの電磁波対策 編
家族みんなが過ごす空間だからこそ。
家電製品の電磁波対策は、至ってシンプルです。電話機やFAX、ゲーム機、みんなで使うためのパソコンについては、アースをすれば電場はカットされますし、磁場はほとんど出ていません。薄型テレビは電場、磁場とも数値が低いため、特別な対策は不要ですが、例を挙げて紹介しましょう。
ゲーム機の電磁波対策
ゲーム機にもアース線のついた製品が登場し、必ずアース接続をするように記載されています。コンセントがアース付でない場合は、「プラグインアース®」でアースをすることによって、電磁波の電場を削減することができます。
ホットカーペットの電磁波対策
冬の間はホットカーペット、床暖房を使われているお宅が多いと思います。ホットカーペットはもっとも電磁波の強い製品です。パソコンよりも密着度が高く、寝ころべば頭部も非常に近くなるので特に小さな子供がいる家庭では心配事の一つです。電磁波対策の第一歩は「発生源から離れること」ですが、ホットカーペットも床暖房も、身体が直接触れた状態で使うものですから、離れるのは難しいですね。
離れられない機器には、しっかりアースをしていただきたいのですが、ホットカーペットなど繊維製品は、パソコンのような筐体(金属で囲まれているもの)と違って、アースをしても電場を逃してくれない、という難点があります。
ホットカーペットは電場、磁場とも強く発生する機器です。ここ数年は「電磁波カット」を謳う商品を見かけるようになりましたが、そのほとんどが「磁場」カット機能のみで、「電場」への対策はされていませんので注意が必要です。
アースリネン®・シーツやアースコットン®・ガーゼタオルケットを「電磁波カット」のホットカーペット本体とカーペットカバーの間に敷いてアースしてお使いいただくことにより、電場、磁場ともにカットでき安心してお過ごしいただけます。
床暖房の電磁波対策
床暖房は、熱源によって電磁波環境が異なります。電磁波の心配が無いのは、TESという温水を使った暖房システムです。一方、電熱ヒーターや面状発熱体といった熱源を使った床暖房は、電場だけでなく磁場の数値がとても高くなっています。
残念ながら対策のしようが無く、「使わない」あるいは「先に暖めておいて家族が集まるときはオフにする」といった使い方をするしかありません。
屋内配線の電磁波対策
もう1つ注意が必要なのは、床や壁の内側にある屋内配線です。あまり知られていませんが、建物内を通る配線からは電場が発生します。
一般的には、木造2階建て住宅の1階の床下には配線が入っていないのですが、2階以上の床面は、ほぼ間違いなく配線の通り道になっています。状況によっては幹線と言って、家中の電気が流れる電線が通っていることもあるのです。常に身体が触れている床面ですから、気になる方は電磁波測定を依頼いただくことをお勧めします。
また、屋内配線は床面だけでなく、壁面の内側にも通っていますのでご注意下さい。例えばソファーを壁にぴったりつけている場合には、電場が伝播してソファーに座っている人の身体に影響を及ぼすことがあります。
もちろんマンションなど集合住宅でも同様です。このような時は壁から5センチでも10センチでも離すようにしてください。
お客様のお住まいの電磁波測定を重ねる中で、電子レンジやパソコンといった家電製品だけでなく、建物自体(つまり建物内の配線)からも電磁波が発生していることを、測定器が教えてくれます。
リビングの電磁波対策に最適な商品
KITCHEN Space for All Earth®
台所の電磁波対策 編
主婦&主夫が1日の多くの時間を過ごす場所だからこそ。
一般家庭の主婦は、1日の4分の1ほどの時間をキッチンで過ごしています。また最近では料理好きのキッチンパパが長く居座る機会も少なくありませんね。日本の住宅事情においては、必ずしもキッチンは広い空間とは言えません。しかし、キッチンは調理作業の場ですから、使い勝手が良いようにと、あらゆるものを手の届く位置にレイアウトしがちです。
台所空間の中には、もちろん便利な電化製品はたくさんありますが、そうした製品から発生する電場の影響を受けないために必要な距離を保つことは難しいですね。
作業台に向かって野菜を切って、すぐ横のIH調理器で煮る。そして、振り返って冷蔵庫から調味料を取り出す、昨日の残り物はその隣の棚にある電子レンジで温めて・・・というように。そして、毎日使うそれら調理器具の電源コードは年中差し込まれたまま。実は、キッチンは電磁波の影響を最も受けやすい場所なのです。
電子レンジの電磁波対策
電子レンジですが、よく「電子レンジは電磁波が強い」と言われるのは、磁場のことを言っています。実際に測定調査してみると、至近距離では磁場測定器の画面に「OVER」と表示され、測定不能なほど強い磁場が発生するケースも多々見受けられます。
ただ、常に磁場が発生しているわけではなく、調理時、つまりスイッチオンにしてからチン!となるまでの間だけ発生しますので、その間は1~2メートルくらい離れていると良いでしょう。レンジの中を「まだかなー?」なんて覗き続けるのは、もってのほかです。
電場は、電子レンジに限らずほぼ全ての家電製品に言えることですが、電源コードをコンセントに差し込んだ状態ならば、常に発生しています。さらにレンジを置いている台にも伝播してしまいますので、使わない時は電源コードを抜くか、それが難しければアースすることをお勧めします。
冷蔵庫の電磁波対策
冷蔵庫は、1メートル離れていても電場が100V/m(至近距離では650V/m)くらい発生しています。冷蔵庫だけはコンセントを抜くことはできませんから、是非アースしていただくことをお勧めします。
また、磁場は主に背面から発生します。機種によっては60センチくらい離れないと2.5mG以下にならないものもありますので、冷蔵庫の裏側に何かしらお部屋がある場合には注意が必要です。
IHクッキングヒーターの電磁波対策
そして、皆さんが最も気にされるIHクッキングヒーター。オール電化住宅が増えている影響もあり、弊社や電磁波測定士の方にも、たくさんのお問合せをいただいております。
まず電場は、設置型タイプは200V電圧でアースが義務付けられていますので心配ありません。磁場については、発売当初はかなり強い機種がほとんどだったようですが、定期的に測定をしていった結果、ある時期以降の発売分からは、発売当初の100分の1くらいの数値になっています。
メーカーによる大きな差も無く、恐らくどのメーカーもほぼ一斉に技術を変えているようです。
ですから、これから購入しようかと検討されている方は、電磁波という点においては安心してお使いいただけると思います。ただし、距離が近ければ3mGくらいの数値が計測されますので、10cmくらいは離れておきましょう。
ビルトインタイプのIH調理器などを導入して、キッチンリフォームなどをお考えの際は、電磁波測定士にご相談いただくと良いと思います。
台所の電磁波対策に最適な商品
BED Room for All Earth®
寝室・子供部屋の電磁波対策 編
寝室や子供部屋が2階の方は要注意!
寝室が戸建住宅の2Fだという方は、電気製品を使用していなくても、電磁波の影響を受けている可能性があります。それは、1Fの照明器具や床下を縦横無尽に走る屋内の配線から発生する電磁波が原因です。
住環境と健康について、あるアレルギー専門医とお話した際に「人間は本来、寝ている時に病気を治す生き物。その時間を過ごす環境はとても重要で、実は最初に考えないといけない」というお話を聞きました。新聞などで「電磁波」と目にする時は、大抵が送電線や電波塔に関する話題ですので、仕方がない部分もあるのですが、多くの方が屋外からの影響を気にされます。
体調不良の原因を窓の外に見える電柱や送電線の影響と思われ、電磁波測定をご依頼いただくこともあります。しかし実際に測定をしても、屋外からの電磁波が基準値(スウェーデンのガイドライン)を超えることは、本当に稀です。
では何が原因なのかと、家のあらゆる場所を測定していくと、ベッドの上に置いた測定器の電場の数値が、なんと基準値の15倍!ということが、実際にありました。「ベッドの上にどうして電磁波が?」と不思議に思われるでしょう。もちろんベッドの上にも近くにも、家電製品などありません。
答えは、屋内配線です。
私たちが家電製品を使う時には壁のコンセントにプラグを差し込みますが、そのコンセントの先、つまり壁の内側がどうなっているか、ご存知でしょうか?
建築途中の現場へ行くと見られますが、壁の内側や床下には、配線の束が縦横無尽に張り巡らされています。そしてその配線からは、低周波の電場が発生します。ベッドの上で強い電場が確認されたのは、床下の配線から発生する電場が床に帯電し、さらにベッドにも帯電している状態になっていたからです。この方の場合、この状態で1日7時間前後、しかもその日の疲れを取り、身体を再生させるための睡眠の時間を過ごしていたことで、身体のバランスを崩していたのでしょう。
屋内配線からの電場の発生状況は、建物のつくりによって異なりますし、お部屋によっても違います。
測定をしてみないとわかりませんので、これを読んで「寝室は電磁波が強い!」とあまり心配されてしまうと本意ではないのですが、ただ、電磁波を心配されるとき、屋外よりもまずは室内から、特に長時間を過ごす場所から見直していただきたいと思っています。
住まいの中で高周波をシールドするような対策は、絶対にしないでください!
低周波に対して、もうひとつの要素である「高周波」も、住まいの中で発生し続けているケースがあります。配線が無くなって、一見すっきりしたようですが、「目に見えない配線」になっただけの話で、電磁波は、今度は高周波へと形を変えて存在しているのです。
屋外からの高周波を防ぐことを目的として、カーテンや蚊帳のようなものが市販されています。確かに外から入ってくる量は抑えられますが、家の中で発生している高周波の出口も塞がれ、部屋の中で電磁波の乱反射が起きてしまいます。
その中で過ごすことの怖さを伝えていないことは、本当に問題です。そのようなお部屋では、携帯電話を充電してからの消耗時間が、通常10分の1になるという実験結果があります。そんな場所に身体を置くことは、絶対に避けなければいけません。
気になる方は、是非電磁波測定士にご相談ください。
ベッドの上の電磁波対策
寝室は一日の中でもっとも長くいる場所で、睡眠はとても大切な時間です。人は寝ている間に体を正常に戻していると言われています。電磁波の影響を受けながら寝ている可能性はありませんか?アースリネン・シーツやアースコットン・ガーゼタオルケットはアースと接続することにより電磁波(電場)を削減します。
2F床面の電磁波の数値は家電製品と同じくらいになることもあります。アースリネン®・シーツやアースコットン®・ガーゼタオルケットはよく眠れない、疲れがとれないという方にお勧めです。
寝室の電磁波対策に最適な商品
Office for All Earth®
オフィスでのパソコンに対する電磁波対策 編
仕事に欠かせないパソコンからは、常時電磁波が出ています。
パソコンは長い時間使い、直接体に触れ続けるものです。パソコンから発生する電場は、マウスやキーボードなどを通して常に身体の表面を覆っています。また、パソコンだけでなく足元やデスク周辺の電源コードやタップからも同じように電場が発生し身体へと集まってきます。
対策は簡単です。アースをすることで電場を抑制できますが、オフィスの電磁波測定や対策をする際によく目にするのが、せっかくオフィスにアース付(接地極付)コンセントが来ているのに、活かせていないという現状があります。
デスクトップパソコンの電源プラグは3ピン(1本がアース)になっていますので、オフィスのコンセントが三つ穴(一つがアース)であればそのまま差しこめばアースになり電場は発生しません。しかし、古くから2ピンに慣れているせいか、わざわざ2ピン変換プラグを使って差し込んでいる方が多いのです。せっかくアースできる環境にあるにも関わらずもったいない限りです。
家庭内で3ピンのさせる三つ穴コンセントがあるケースはまだまだ少ないですが、オフィスではかなりの確率であると思いますので、皆さんも仕事場のコンセント形状やパソコンの接続状況を一度確認してみてください。
OAタップを利用する場合も要注意!
少し大きなオフィスになると、壁面のコンセントまで届かないですし、配線が邪魔になるので、机の間や下などでOAタップにパソコンなどの電源を差し込まれている方も多いと思います。このOAタップの差し込み口も三つ穴であれば、デスクトップパソコンの3ピン電源プラグがそのまま差しこめます。これも、わざわざ2ピン変換プラグを使用している方がほんとに多いので一度確認してみてください。
しかし、OAタップの場合は一つ注意が必要です。デスクトップパソコンの3ピン電源プラグを三つ穴OAタップに差し込んだからと安心していても、そのOAタップの電源プラグ側が建物の三つ穴コンセントに差し込まれていなければ意味がないのです。
例えば、三つ穴OAタップに3ピン電源プラグを差し込んだけれども、OAタップの電源側は、2ピン変換プラグを使用して壁面コンセントに差してあった場合などです。これでは電場は抑制できません。また、もともと建物が2ピンのコンセントの場合はアースが来ていませんから、いくら機器との間に三つ穴OAタップを使用しても意味はありません。
ですからOAタップをご使用の場合はOAタップへのパソコンの接続状況と、そのタップの電源プラグ側のコンセントへの接続状況をチェックする必要があります。せっかっくの環境を活かせていないケースも多いので是非チェックしてみてください。
ご不明点、対策相談をご希望の皆さまは、ぜひ電磁波測定士にご相談ください。