All Earth Housing Standard
オールアース住宅の技術基準
電磁波の影響を最小限に抑えるために。
便利さや快適さのために「暮らしの電化」を推し進めるのではなく、可能な限り、未来志向で電磁波の影響を最小限に抑える住まいづくりに必要なこと、それがオールアース®の技術です。そして以下の8つのルールを順守することで、オールアース®記述の標準化を図っています。
①日本電磁波協会(EMFA)の電磁波対策基準である「EMFAセーフティガイドライン」を準拠しています。
②現場指導、中間検査。竣工測定、入居後測定を電磁波測定士の有資格者が行います。
③専用のアースは単独で接地抵抗は50Ω以下を基準とします。
④施工箇所は、長く居る居室や場所が優先されます。
⑤引き込み点、電気メーター、分電盤の位置を確認し、幹線経路の確認を行います。
⑥内線規程に基づき、場所と用途を踏まえて、接地端子(接地極)付コンセントを活用します。
⑦床暖房やIHクッキングヒーターについては、電磁波の視点から適切なアドバイスを行います。
⑧近隣の送電線や電柱の位置関係については、必要に応じて適切なアドバイスを行います
これらのルール(技術基準)は、長年の施工実績によって培われたものであり、内部配線の量やレイアウトなどによって大きく異なる電磁波の影響を未然に防ぐノウハウとなっています。
内線規定が改定されました!〔2022年12月改定〕
電気のある暮らしを「安全・安心」なものとするルールブック《内線規定》が、改定されました。
既に日本と同じ100V圏の米国や台湾では、コンセントの接地極(アース)付が義務化されており、将来的には、電気製品のアース付プラグ化がますます推進されていくことが予想されます。
EMFA Safety Guideline
EMFAセーフティガイドライン
EMFA(一般社団法人日本電磁波協会)では、同基準を満たす住宅に対し、「優良性能住宅認定」を行い、電磁波対策の施された安心できる住宅の普及に努めています。
EMFAセーフティガイドラインは(一社)日本電磁波協会が日本の実情に合わせて策定した、日本独自の電磁波対策の安全基準です。
世界一厳しいと言われているスウェーデンで1990年に策定された電磁波に対する安全基準「MPR-II」、そして電磁波対策の先進国であるドイツで提唱された「バウビオロギー」など、海外の先行した規定事例をベースに、EMFA調査による国内住宅での電磁波発生実態、各種学術論文および研究報告書、そして日本の住宅事情等、実態に基づいた考察を加え、実現可能な最大限の限界値として設定されています。
〔EMFA〕 セーフティガイドライン:メインルール
電場基準:
床、壁、天井の 6 面が囲まれた空間において、床および高さ1m以下の壁面で電場が25V/m以下
磁場基準:
床および3面の壁面で主要電線である幹線からの距離が 60 ㎝以上かつ磁場が2.5mG以下
コンセント基準:
アース付コンセントを(エアコン専用以外で)1 箇所以上設置
All Earth Housing Technology
[特許工法] オールアース®工法
日本の住宅における電磁波対策は、住まいのスタンダードになります。
オールアース工法は、専用部材(導電性スパンボンド・オールアースパウダー)と単独でアースを接続させて、屋内配線からの電磁波と静電気を地中に逃がすという技術です。
つまり、電磁波のない自然に近い環境を創り出すことで、大地の上で暮らすような居心地のよい空間づくりを実現させるための技術です。
この技術は、全国の電磁波対策のスキルに秀でた経験の高い[EMFA認定]電磁波測定士による実地検査を受けることで施工品質が担保されています。
有機導電性スパンボンド(オールアースシート)
お部屋のイメージを変えたくないときに最適!
床・壁の内部に施工することで電磁波をアースすることができます。内部に施工することで劣化や破損に強く、長い期間にわたってその性能を発揮するとともに、内装材や装飾に影響を及ぼすことがありません。
■「有機導電性シート」の6つの特徴
電波(0.6MHz~500MHz:高周波)の周波数帯について、吸収するという効果があります。
電場(2Hz~2KHz:極低周波のひとつの要素)に対しては、アース機能を付加することで伝播を防ぐことができ、抑制することができるのです。
- 安全性
- 耐久性
- 抗菌・防臭効果
- 作業性向上
- 高品質
- 豊富な実績
導電性スパンボンド(不織布)
- 材質:ナイロン100%(ダイジェナイト結合繊維比4%)
- 重さ:30g/㎡
- 厚さ:0.3㎜
- サイズ:幅100㎝50M
- 耐熱条件:軟化点180℃ 溶融点215℃
オールアースパウダー
賃貸・軽リフォームに最適!
珪藻土を主原料とし、導電性繊維を配合することで、優れた電磁波除去性能を持っています。また、天然素材の珪藻土は、吸放湿性・脱臭性・断熱性などの特性に優れ、お部屋の環境を整えます。施工性も良く、既存の壁紙の上に直接施工することができますので、簡易なリフォームなどにも最適と言えます。
■「オールアースパウダー」の5つの特徴
[調湿機能] 湿度が高い時は水分を吸い、乾燥しているときは水分を吐き出します。
[脱臭・吸着効果] 化学物質や臭い、タバコの煙を吸着してくれます。
[断熱効果] 無数の孔が空気を含み、そのため熱伝導率が低く、断熱性を高めます。
[防火性] 珪藻土自体は、燃えない物質でできています。
[遮音性] 多孔質により音が反響しにくい素材です。
All Earth Housing Planning
オールアース®住宅の具体的な施工プラン
新築住宅やリフォームには ──
電磁波対策は、寝室や子供部屋を中心とした長時間を過ごす場所に行います。
長時間滞在するお部屋を中心とした壁と床に専用部材を施工していきます。
戸建住宅を例にまず、1Fから見ていきましょう!
奥様の滞在時間が長いのはキッチンです。キッチンは限られたスペースに家電製品ぎっしり入りがちですから、その周辺は電磁波の数値が大きくなります。そのため電子レンジや冷蔵庫等アースが出来る製品はアースするのが大前提で、調理台等にコンセントやスイッチが付くような場合は調理台周辺の施工がお勧めです。また、リビングや和室などは、滞在時間が多い場所への施工をお勧めしています。通常1F床下に配線が入るケースは少ないですが、床にシートを施工しておくことで、周辺の家電製品や電源コードからの電磁波(電場)が床面に伝播するのを抑制しますし、不快な静電気の発生も抑制します。家族が集まるリビングの床面やソファを配置する壁等への施工がお勧めです。尚、パソコンを置くスペースはアース端子付コンセントが必須です。
次に2Fを見てみましょう。
2Fは1Fの天井の照明や屋内配線の影響で、床部分の電場の数値が最も高くなります。そのため、常に触れ続ける床への対策は最優先事項となります。滞在時間を考えてみると、身体を休めるべき寝室と子供部屋への施工は必須となります。ウォークインクローゼットやトイレなど滞在時間の短い場所は対象とはなりません。また、電柱からの引き込み点の位置が、ベッドの位置やデスクの位置が近かったりしないように、レイアウトと連動して考慮しておくことが大切です。
これだけの対策によって、電磁波の影響を最小限に抑えたオールアース®住宅が実現します。
例えば、以下のベーシックプランは、木造二階建ての標準的な施工モデルで、寝室と子供部屋に限定して、導電性スパンボンドを施工するプランです。
オールアース®住宅の施工プラン例(ベーシックプラン)
例)
上記施工プランの場合にかかる費用は、約55万(税別)になります。
内訳は、材料費と測定費、そして施工費になります。
※ただし、施工費については地域によって異なります。
All Earth Housing Service
オールアース®住宅の技術と工法を支える力
オールアース技術を支えるのは電磁波測定士です
オールアース®住宅の施工基準を支えているのは、電磁波測定士による正しい測定技術です。電磁波測定士は、日常的に住まいの電磁波測定を行っています。これから住まいをお考えのお客様が、具体的に現在のお住いについてどのくらいの電磁波が発生しているかどうかを知りたいというご要望が、最近、顕著に増えています。
新しく住まいを考えるときに、現在の住まいよりも確実に増えるものがあります。
それは、電気です。
電気が増えれば、必ず増えるのが電気の副作用である電磁波です。ですから、現在のお住まいの環境よりも利便性や機能性は向上しても、それと同時に電磁波の影響もさらに大きくなることになります。その電磁波を正しく測定し、正しい対策の方法を提案できることが、健康で快適な住まいづくりに必要不可欠な時代になりました。
※電磁波測定士とは、一般社団法人日本電磁波協会の認定を受けた高い測定スキルと、豊富な知識を備えた「電磁波対策」のエキスパートです。
オールアース技術を提案できるのはオールアースパートナーです
オールアース®パートナーは、お客様に電磁波対策の必要性をお伝えし、オールアース®を提案することができる施工会社のことです。
オールアース®工法は特許工法です。この特許工法を消費者の方に提案できるのは、(株)レジナを中心に全国にひろがるオールアース®パートナーです。それは、電磁波対策の普及について弛まない努力をされている姿勢は、私たちの理念と通じることから、同じ意識を共有して取り組んでいるからなのです。すべてのお客様に将来への電磁波リスクを伝えてその影響を最低限に抑えることで、結果的に、グローバルスタンダード(世界標準)の住まいづくりにつながります。
健康住宅を提唱している住まいは多くあります。でも、電磁波対策まで行う住まいはまだまだ少ないのです。熱気や湿気などの肌で感じることができる不快感だけではなく、知覚しにくい不快な要素も取り除いていきたい。目に見えないからといって電磁波対策を怠る住まいを、私たちは健康住宅とは呼びません。
オールアース®パートナーは、大切なお客様の住まいづくりにオールアース®の技術を採用しているオフィシャルパートナーです。
All Earth Housing Patent
オールアース®住宅の特許
オールアース住宅の工法に関する特許
特許第5252605号
(1)住宅内を短時間居住空間(廊下、ホール、洗面所、トイレ等)と長時間居住空間(寝室・子供部屋・リビング・ダイニング・キッチン等)とに分けて、幹線は短時間居住空間に隣接するルートに敷設する。
(2)長時間居住空間の床、壁に導電性繊維を貼り、屋外の地中に埋設したアース棒にアース線によって接続する。
特許第5358036号
オールアースパウダーの特許
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